こんにちは。
今日は、とても興味深かった話を。
ちょっと長文です。

大人の生徒さんが、ある日オープンクラスで、
こんなことを言われたのだそうです。
「いい先生探しな・・・」

私は、いろいろな意味でこの先生がなぜ、そう仰ったか
よーーーーーーくわかります。
そして、本当にこの先生、とても良い先生ですよね。

これは、私もそうなのですが、オープンクラスでは教えられることが
限られてしまうことがあります。全てがそうではありませんが・・・
(だって、バレエって本当は立ち方だけで1年以上かかるんですよ。)

そのため、どうしても必要なことをずいぶんとすっ飛ばして、
クラスを提供することになってしまうんです。
その先生の本意とは、全く違うことも少なくないんですよ。

でも、言われた本人の気持ちったら・・・眼に浮かぶ・・・汗

幸いなことに、彼女はとても賢い人。
冷静に、
「(。´・ω・)ん? 私はこのクラスに来てはいけないってことか?」
と思ったのだそうです。
そこにいた私と、他の生徒さんとみんなで爆笑して、はい終わり。
なぜ爆笑できたか。
そう、もうそんなの笑い話として吹っ飛ばせるほど彼女、上達したんです。

本当にもんのすごく上手になりましたから。
というか、そう感じたのは、実は昨日からなのですが笑笑

その生徒さんは、私の大事な大事な、もう言葉で語りつくせないほど大事な生徒さんです。
メンバーは全員そうなんですが、生徒一人ひとりの成長過程からしか
学べないことがあります。
そして、彼女の上達過程を見れたということが、私の最大の幸運です。

だいたいご想像がつくかと思いますが、その生徒さんの身体は、
バレエを理解しにくい状況にありました。
誤解のないように言っておきますが、
彼女は心も体もとても健康な成人女性です。
バレエがそもそも難解なので、バレエが理解しにくいのは本人のせいではありません。

ところが、私は彼女のお陰で(笑)眠れないほど悩むことになりました。
これでは、どんなに賢く、根気強い彼女でも、
いつかきっと、バレエを嫌いになってしまうだろうな。
いっそバレエを嫌いになって、もうこの場から離れた方が、彼女は幸せなんじゃないか。
私や仲間達のために、無理して付き合ってくれてるんじゃないか…と本気で悩みました。

が!今私が出来ることを探さねば!と、ATの先生(イケメン!)をとっつかまえて
2時間ほどオンライン会議をしたり、
彼女の踊る動画を送り付けあーでもない、こーでもないと質問。
特別講師の先生(イケメン!)に懇願して、
3時間マンツーマンで、立ち方だけを学ぶ。
それでもわからず、彼女の体をガン見する日々。

そして、ある日突然わかりました。
100%のうち、半分以上はお二人のイケメン先生からのヒントで、
後は少しづつ過去に勉強したことや
講師仲間が偶然口にしたテクニックの話、
他の生徒さんの踊りを改善したいときのメニューの応用だったり
それはそれは複合的な要素が絡まり
あっ!!!( ゚Д゚)となりました。

こういう時、神様いるね!!!と思います。

優子よ・・・〇✖◎●◇℘§Φ(神の言葉)

と、ずっとずっと話しかけてくれていたのかもしれないなぁ
なんて思ってしまうのです。

さて、具体的にどんな様子かといいますと、まずトウシューズを履いて、クロワゼデリエールのポジションで立ったとします。
それで、ポールドブラの練習をした時のことですが
彼女以外、全員立っていることはできるのです。
キレイとか、バレエメソッド的にどうだという話は、この際置いておきます。
本当に、ふざけているのですか??と(ごめんね(´;ω;`)…)聞きたくなるほど
立っていることもできなかったのです。

股関節がはまってないのかな?
テストしたらちゃんとはまってる。

お尻が使えてないのかな?
全然使えてる。

おなかが弱いのかな?
全然大丈夫。むしろ強い。

背中が立ってないのかな?
そんなわけない。

でも、このチェックが甘かったのです。
立つことより更に難易度を下げるという概念が、抜けていたのです。

それで、できました。

難易度を下げることを疎かにしては損します。

難しいクラス、動いた感のあるクラス、それも必要ですが
根本的なことができていないと、先には進めていないのですよね。

それをわからせてもらった、とても貴重な経験でした。

今、彼女がどうなったかというと・・・
トウシューズで、膝をまっすぐにピケできるレベルで、ストゥニューしながら進み、その後、ピケアティテュードなんかも、かなりきれいにできます。
そこから、ポアントで立ったままアラベスクにすることもできます。
もちろん、膝まがり無し!!

これがどれだけ難しいテクニックか、バレエを習っている方ならご存じのはず。

驚いたのは私のほうです。

大事なことに気づかせて下さり、本当にありがとう。
これから先が楽しみだなぁ・・・♪



Yuko Ballet Foundations
藤田 優子