こんにちは。
今日は、私が普段のレッスンや、プロのダンサーの踊りから感じ取った、魅力的な踊りについてのお話を。

あくまでも、私個人の感想というか好みの問題なのかもしれませんが、
目の前にある踊りについて、どこが魅力なのか、かなり敏感に感じ取ろうとしてしまう癖があります。
職業病なのかもしれません。

そんなことを全く考えさせてもくれない、完成された踊りに出会うと思考は止まってしまうのですが…
(イングリッシュナショナルや、パリ・オペラ座の作品、そしてピナ・バウシュはまさに、思考が止まる。好きすぎて。)

魅力的とは、ただ正しいとも、ただ上手とも、ただ綺麗とも違う。

ああ、いいなぁ。こんな風に観る人の胸を熱くさせるような踊り、生徒さんにもできるようになって欲しい!
先ず最初にそう思ってしまう事に、最近気がつきました。自分のことは棚に上げ…笑笑
目の前で踊る生徒さん、その人の良さをどうやったら踊りに反映できるか…哲学的に模索してしまうのです。

バレエは確かに、脚が開いているとか、長いとか細いとか、柔らかいとか…
そういう要素に、大きなアドバンテージのある芸術です。
写真から受ける印象は、特にそう思えるかもしれません。

でも、実際目の前で動いているダンサーは、その過程にまで人柄、思考が反映されています。
それこそがとても魅力的。

脚が高く上がっている状態は、確かに素晴らしい。羨ましいと思うかもしれません。

でも、流れている曲に合わせて上がる脚、
繰り返される同じ振付に、だんだんと変化をつけているのはなぜでしょう?
音楽が、クレッシェンド(だんだん強く成長する)だからでしょうか…

ステップをリエゾン(繋げる)にしているのはなぜでしょう?
音符がスラー(滑らかに繋げて)だからでしょうか…

パリ・オペラ座バレエ団のエトワールだった、アニエス・ルテステュさんの踊りは、
そういった魅力に溢れていました。

で、ですね。どうやったら、こんな風に踊れるのだ?と悩む日々が始まるのですが、
3日くらい喋り倒さないと語り尽くせない内容なのです。
レッスンでは少しずつ、その方法みたいなものを、生徒さんと一緒に探しています。

結論は言いません。未だちゃんとはわかっていませんし!
そして、自分の魅力を自分で発見する、わかった!というあの喜びの瞬間を、生徒さんから奪いたくありませんので…



Yuko Ballet Foundations
藤田 優子