こんにちは。
今日は、子どもさんの根気について。

自主公演にむけて、ジュニアと大人の合同リハーサルも毎週行うようになり、より慎重に基礎レッスンをしてから、作品のリハーサルに入るという流れができてきました。

作品のみ練習し続けると、振付やフォーメーションをなぞるだけで慣れてしまい、踊っている本人も、指導しているこちらも、徐々に出来たような気分になる気がするのは私だけでしょうか?
この疑問から、中学生以上はリハーサルの日も、90分の基礎レッスンを先に行い、後半に作品レッスンをすることにしています。
基礎レッスンの指導していると、直すべき新しい課題は尽きません。

生徒達は、今の課題、トウシューズを履いた状態で舞台を美しく歩くことを、本当に難しいと感じているようでした。
ですが、大切なこと。舞台に登場する段階で、お客様をがっかりさせるわけにはいきませんものね…
みんなで輪になって、教室を何周も何周もしました。
歩いたり走ったり、また歩いたり走ったり…

さすがに、はい!いいよ〜休憩!と伝えた時には、
肩をうなだれて辟易した様子。

子どもが屈託無く、将来はバレエダンサーになりたい!という気持ちに嘘がないのはわかっています。
けれども…どんな練習がどれだけ長い時間必要かまだちゃんと知らないならば、現実を知る必要があります。
徐々に。

日本には海外のようなバレエ学校はありませんので、練習の量や質は追いついていないことが殆どです。

ある程度の年齢に達したら、自分で調べたり、体験の中で気づいて、それでもやりたいかどうか、よく考えてみた方がよさそうですね…

そして、こんな練習ばかりしなきゃならないなら、バレリーナになるのはやめよう!って思うことは、決して悪いことではないんじゃないかなと、私は思っています。
苦しいと思うような練習をし続けるのが正解だとは、大きな意味で捉えたら簡単には言えないことです。

でも先ずは、目の前の公演を楽しむ事。
この公演に参加する体験を通して、観に来てくださるお客様の貴重な時間をいただくとは、どんなことなんだろう?
自分の踊りを見て喜ぶ人を生み出すって、どうしたらできるの?
心を込めて練習して、丁寧に踊る、自分以外の誰かのために踊るって、私にもできるの?
他のキャストと力を合わせ、協力して舞台を創るって、どんなこと?

子どもさんにも、考えてみていただけたら嬉しいです。

その過程には、本当にやりたいのかな?私できるのかな?大丈夫かな?という葛藤があるのは当然。
むしろ、自分をどんどん疑って下さい。
自分自身に質問して下さい。

根気よく練習する癖がつくのは、この体験の先だと私は思っています。
誰に言われるでもなく、自分で練習がもっと必要なんだと納得すること。

応援します。どんな時も。

Ballet Arts Theatre in Shonan 
江の島スタジオ
藤田 優子