こんにちは。
今日は、しばらく代講で通わせていただいたダンススタジオで出会った
たくさんの生徒さん達から学んだことを。

下は幼稚園の年少さんから、上は小学6年生まで。バレエとキッズダンスのクラスを
1日合計4クラス指導させていただきました。

キッズダンス!
私にとっては、初めて教える分野です。
キッズダンスについて、少し調べてみましたが、
バレエほどきちんとしたシラバスを持つダンスって、他にないのかもしれないですね。


子ども達にいつもどんなことをしているの?と聞いたら、最初は床でストレッチ…
そうかー…
ダンスを踊る前の準備段階として、ストレッチが適切かどうかは、諸説あります。

私は、ストレッチという形をとらなくても、柔軟性が上がる方法を知っています。
ただ、いつもの先生とまったく違うことをするのは、子ども達にとってどうなんでしょう?

ここは、子ども達にヒアリングしながら、いつものものに非常に似ていて、でも危険な要素を全て省いた形に変形させました。

子ども達は、いつもとおんなじー!と笑いながら取り組み、そのうちダンスの振付に夢中になって踊り続けてくれました。

その夢中になって踊る姿を見ていて、私が感じたことは、
バレエ…負けそう…冷汗
キッズダンス…ものすごーく楽しい!!笑笑

子どもさんにとって、バレエが魅力的に映らないのだとしたら、それは私のせいかも知れません。
バレエは難しい…自分がそう思って教えていたら、当然子どもさんにも、大人の生徒さんにも
難しくなって
さらにハードルが上がってしまいます。
とは言え、バレエが難しいことは否めません。
いかに簡単!と感じさせながら、正しいバレエを楽しく学んで貰えるか…ずっと考えています。

でも、即席で振付したテーマパークダンスの振付に、子ども達が夢中になるのは当然だと納得しました。
だって、本当に楽しいから。私も楽しいのですから、子ども達はもっと楽しいでしょうね。

因みに、その振付は全然簡単じゃありません。

2グループに分けて、右から始めるチームと左から始めるチームがいるので、
お隣のお友達はあてにできません。自分の踊りは自分で覚えないとならないんです。
しかも16エイトくらいの長い振付。年長さんから2年生までが、自分でしっかり覚えて踊ってるんですもの…
最後に保護者の皆さんが、今日のまとめを見学にいらっしゃるのですが、
お子さんが、笑顔で自主的に楽しく踊る姿ほど、親御さまが安心で嬉しいことってないんじゃないかな…
バレエにも、こんな風にその日のまとめを見て頂ける、その都度成長を感じられる、そして楽しい!を
もっとたくさん取り込めたらいいのに。
こんなに楽しそうに踊る小さい子どもさん、私はバレエではあまり見たことがないのです。

私がレギュラーで指導しているのは、小学6年生以上の高学年。
キャリアも運動神経的にも、ちょうど伸びごろ。一番楽しい時期ですよね。きっと…
彼らの楽しいは、表に現れる楽しい!とはもう少し違ってきていて、それはそれでよしよし…とニンマリするのですが、
もっと小さな頃に、バレエの世界の中でもこんな風にのびのびと、
心から楽しそうに踊る環境を、整えたいです。

バレエは美しい、厳しい、難しい、でも魅力的。
それがわかるのは、少し大人になってからの方が大きくて、でも子供のころから始めた方が有利で、
じゃあ子どもの頃に、心から楽しんでバレエを学べたらどんなにいいだろう…と思うわけです。
私はバレエが大好きな子どもでしたが、心から楽しくて楽しくて仕方ないと感じたかとういと
そうではありませんでした。
いったい何が好きったのかな。
厳しいことへの達成感?
本当によく泣いていました。
怒られて、できなくて、痛くて、下手だと言われ、痩せろと言われて…笑笑

今の方が楽しいです。子どもの頃の傷を埋めるように、バレエの楽しみを味わっています。

バレエに限らず、誤った価値観で溢れる厳しい環境というのは、子どもさんの周りに存在しています。
必要でないものは、変えていかなければなりません。

とは言え、上達を目的とするシーンになったら、子どもさんの心は成長し、自ら厳しい環境を選ぶ時が来ます。
その時、心が潰れないようにするためには、子どもの頃の楽しい記憶、自分の表現を認めてもらえた記憶が助けになるはず。

その記憶は、どんな状況にあっても、自分を励ましてくれるのではないでしょうかね…
そうありたいです。


さて…オーディションを目前に控えた私の生徒達は、ぐるぐるとまわり道をしながら、着実に何かを掴もうとしています。
苦しんでいる子もいます。
成功への道は、決して直線的な右肩上がりの線ではない。
こんな時こそ、楽しい!はコントロールできることに気づいて!

Ballet Arts Theatre in Shonan 
江の島スタジオ
藤田 優子