こんにちは。
藤田優子です。
プロフェッショナルダンサーの育成と、子どもの為の優しいバレエを指導しています。

昨日、テレビでこんな話を聞きました。

サバンナに暮らす、日本人の女性の話です。
おそらく、野生動物を保護する団体で働いているのだと思います。

彼女が暮らすサバンナでは、自然の摂理以外の理由で命を落とす動物に毎日出会うのだそうです。

象牙を目的とした密猟者に殺された子象の姿は、ツイッター内でも駆け巡っていましたね。
サイの角は高級な漢方薬になるそうで、一攫千金を狙った密猟者は、生きたまま角をもいで行きます。

ある日、人間が仕掛けた針金に足をとられ、体重の重い象は、片脚全体がもげそうな状態で発見されました。
それを見つけた、野生動物保護官になりたてだった彼女がやらなければならなかったのは
射殺による象の安楽死でした。

ライフルの銃口を象に向けた時、その象は振り返ったそうです。
その象が最後に見たのは、ライフルを構えている私…と、彼女は言いました。

激しい痛みが延々と続く中、大量の出血が続く中、もう助からないとわかっている状態で、
放置するほうが残酷という判断なのだと思います。
でも象にとっては、それは楽にしてやるためだなんて、わからないまま死んでいくんです。

象は喋れません。
そして、この先どれくらい痛みが続き、どれくらいの時間生きていられるかなんて考えていないかもしれません。

でも、もしこの象が喋る事ができたなら、なんて言うのだろう…
と、やっぱり考えてしまうんですよね。

甘いんだろうか…
そんな甘い考えで、物を言ったらいけないんだろうか…
でも、もしかしたらその思いが、何かを変えるきっかけなると思ってはいけないんだろうか…

どんなに痛くてもいい。殺さないで。
もしも象がそう思っていたら…と考えてしまうんです。

相手のことを真剣に考えていたら、希望を与えることは無責任な事だと、どこかの記事で読みました。

本当にそうでしょうか?
1番辛いのは、決定権を奪われる事なんじゃないかと、私は思います。
罠にせよ、安楽死にせよ、人間の都合には変わりありませんものね…


Yuko Ballet Foundations 
Ballet Arts Theatre in Shonan 
藤田 優子