続きです。

ある、環境問題の話を例にします。

昨今、CO2の排出量が増えすぎたことによる、地球の温暖化が話題に上がっていました。
環境活動家の16歳の女の子が、ヨットで会議に駆けつけた話は有名です。

私はTEDカンファレンスで、彼女のプレゼンを聞きました。
そして、そこで納得はせず、その先のことを調べました。

まず、地球上で最も二酸化炭素を排出する存在は、人間ではありません。
海です。

海水の二酸化炭素吸収率は、減少しています。
海は、飽和状態にあると表現する科学者もいます。
どういうことかというと、海水中に吸収される二酸化炭素は27%でした。
昨今、24%まで減少しているという研究結果があります。これは、もし興味があったら調べてみてください。
間違っているかもしれませんし、事実かもしれません。
多くの場合、研究結果というのは必ずしも正しいわけではないようです。

さて、二酸化炭素を吸収してくれている海は、波や泡が弾けることによって、大気中へ、二酸化炭素を放出します。
面積の広い海が、毎日、毎日、二酸化炭素を放出しているのです。
海は、私たちと同じように呼吸をしています。

次に森林を増やせば、二酸化炭素が減るかというと、そうではありません。

植物は、夜間に二酸化炭素を放出します。
酸素を放出するのは昼間、光合成をしている間です。
体内には、膨大な二酸化炭素を蓄えているので、木は倒れたり、朽ちるときには、膨大な二酸化炭素を放出する存在だということを
知っておく必要があります。

知っていながら、伐採している人がいて
知らない間に、必要以上に買ってしまう私たちがいるのです。

どうやら、この理論から推測すると、森林を増やすのではなく、伐採を止めるということが優先のようですね…
伐採を止めることは無理だと、もう言えません。
新型コロナウィルスの出現によって、今まで散々進まなかったことが、一気に進んだのを
世界中の人々が体験したはずです。

多くの場合、できないのではなく、やりたくないのです。
取り組むのには、複雑すぎるという、面倒を避けたいという、
非難され、無知を馬鹿にされるのではないかという愚かなみえのために。


原生林の伐採が進むと、どうなるかについて科学的な知見から説明しておきます。
木々が数百キロにわたって張り巡らせているネットワークが遮断されるのです。
木々のネットワークについては、私もまだ勉強中ですが、書いておきます。

原生林は、地中に根を張り、菌糸を広範囲に張り巡らせることで、助け合いながら生きています。

遠くに離れた木の枝が伸びすぎて、日陰ができすぎ、光合成の効率が悪くなると、
日当たりの良い場所に生えている別の木が、地下のネットワークを使って、日陰の木に炭素を送ります。
そうやって、お互いに会話し、助け合いながら生きているのです。

それを人間が突然遮断すると、水質が落ち、清潔な水が生まれなくなります。水源に影響するのです。
木を失い、棲家を追われた野生動物と人間との接触が増え、
必然的に感染症が流行します。

続きます。