こんにちは。
藤沢市のバレエ教室 バレエアートシアターin湘南 主宰の藤田優子です。

2020年11月も後半となりました。
世の中は、COVID-19によって様々な分野に混乱が生じています。
こんな時、それまで計画していたことができなくなったり、形を変えて継続したりする前向きな発想力は、自分を助けてくれるものなんだな…と思うのです。

年末に予定していた舞台を、今年の6月末の時点で諦めました。
よく考えて決めたつもりですが、これまでの事例や時間、この状況に対処する情報が少な過ぎて
公演予定日が近づいた今、日本でも海外でも舞台を再開している今、私の判断について、これで良かったのか悩むことがあります。

例えば、このような経験したことのない大きな問題の最中にある時、何かどうしてもやりたいことがあったとします。
それをやって良い理由も、探そうと思えばいくらでも世の中に溢れていて、それにすがり、思いを遂げたくなる事もあると思います。
実際、そのように行動をしている方々の力で、助かっている部分もあると思います。

でも私の中には、どうしても譲れない最優先事項というのがあって、将来のある、この先の人生の長い子どもさんと関わっているということを基準にして物事を決めたいのです。

これは、取り組んでいる物事によるので、私の生活の全てにおいての考え方ではありません。

私が構成に関わる舞台、踊りに関して的を絞った話です。

舞台に立った時の消費体力は、普段のレッスンの何倍も大きなものです。
床に足が沈むように重く、広い空間に吸い込まれそうになりながら演じることになるので、稽古場で出来たことの半分しか実力が出せないこともあり、それに反比例して体力と気力を普段の数倍使います。

喜びとか興奮とかと引き換えに、練習量や積み重ねが足りていないこの状況で、無理やりそれをやるということは、怪我のリスクが高くなることがある…

子どもの怪我は、表向きにはすぐに治ったように見えますが、実はその体に大人になるまで残り、大人になった時に大きな痛みとして顔を出すこともあります。
私がそうでした。

ダンスを踊っていたら、怪我はつきものとよく言いますが、この場合の怪我は、かすり傷ですまないことがあります。

マスク生活をすることで、股関節に影響が及ぶことも考えられる。だって耳と頭蓋骨と骨盤は、繋がっていますから。

指導者の私は、そこを一番先に心配しますし、ただ心配して立ち止まるだけでは、終われないわけです。
調べないと。

時間がかかります。
少しずつ進んで行かなければならないと思っています。

一気に舞台をやる!は、ハードルが高すぎる気がしているのです。
それに、舞台は日々の練習の積み重ねをささげる場所。
日々の練習を一定期間止めた先のことを、もっと慎重に考えなければ。

ただ、私は、この状況で諦めることを美化したくないな…と思っています。
少なくとも、みんなの夢を背負ったからには。

Ballet Arts Theatre in Shonan 
江の島スタジオ
藤田 優子