こんにちは。
藤沢市のバレエ教室 バレエアートシアターin湘南主宰の藤田優子です。

今日は、笑われた時の思い出話を…

学生の頃、小学校の教師になりたかった私は、若さゆえ、一生懸命に勉強をしていました。

その頃、少人数の研究会で、(当時でいうゼミですね)頻繁にいじめについて話し合う機会がありました。

今から20年以上前、教員志望の大学生による、小学生のいじめについての話し合いが、どんなものだったか興味がありますでしょうか…

当時、とても成績が良く、全てにおいて優秀な同級生がいました。
彼女は帰国子女で、ご両親も教師という家庭環境。
ゼミの話し合いにおいては、主に彼女の主張や意見が取り上げられ、採用されることが多かったのを覚えています。

件のいじめの話では…
いじめはなくならないという前提で進められ、人によって何がいじめになるか、感じ方が違うというところまで意見が一致していました。

大切なのは、ではどうするか…というところですよね。

私の意見は、
クラスの全員に、何をいじめと感じるか話を聞き、それを全員が把握する。というものでした。
20年前の意見です。

それに対して、周りの反応は…笑いでした。
私はこの時、笑われてしまったのです。

優秀な同級生は言いました。
全員の意見を聞くことなんてできないし、全員が把握するのは無理がある。

私は、この時笑われながらも自分の意見を曲げる事はできませんでした。

できないと結論づけるのは早い。
まだやってもいないのに。
できないという前に、やってみることが大事。

彼女の目を見て、はっきりと言ったことを自分でもよく覚えています。
優秀な彼女は、それを聞いて真剣な顔になりましたが、周りの学生達は相変わらず笑っていました。

当時、20歳。
今も、私はその意見を曲げなくてよいと思っています。

全員の意見を聞き、全員が把握する、思いやることはできないと彼女が言ったのは、おそらくカリキュラム優先で、1クラスに40人前後の生徒がいるという、現実に目を向けたからでしょう。
20歳の私は、現実を知らなかったからこそ、そう言えたのかもしれません。だから笑われたのでしょう。
当時の無知は認めます。

その後、現実を知ることになるわけですが、それでも私の意見は変わりませんでした。
それならば、もう教員自体をやめようと決めました。

そして今に至ります。

全員の意見が聞けるくらいの人数しかいない、小さなバレエ教室を経営しています。
1年半という短い間に、いじめもありました。
仲間外れもありました。
子どもの生徒同士の意見の食い違いもありました。
当たり前に、そういうことは日々あります。

けれども、そんな時の解決方法を、私の生徒達は知っていますし、その都度考えます。
自分と違う考えや、主張を持つ子を認め、心がギザギザしている友達から傷つけられても、何か理由があるのかも…と思いやり、許す強さがあります。

自分より弱い人、まだできない人の気持ちを考え、自分より助けが必要な子に譲れる。
失敗をした人を馬鹿にしない、自分の失敗も悲しまない。
そして、たとえ少数派でもしっかり意見を言える。

子どもは、本来みんなそういう力を持っています。
できないと決めつけるのはいつだって、ものを知りすぎ、知りすぎたつもりになっている大人なのかもしれません。

子どもから教わることを、見逃してはならないな…
20歳の頃の自分に言いたいことは、子どもはみんな天才だから、大丈夫だよ。という一言です。

Ballet Arts Theatre in Shonan 
江の島スタジオ
藤田 優子