こんにちは。
藤沢市片瀬海岸と、西鎌倉のバレエ教室。バレエアートシアターin湘南の藤田優子です。

今日は、バレエを教える時の心構えについて。

「先生、楽しい」

あぁバレエを楽しいと感じてくれている子どもさんは、こんなにキラキラして見えるのか……
わざわざ私のところまでそう言いに来てくれた子どもさんか気づかせてくれました。

バレエの厳格な指導が、素晴らしい芸術を生み出すことはよくわかっています。

でも、素晴らしいの基準は人によって違いますよね。

私は、子どもさんが日々成長していく姿を目の前で見ながら、そこにバレエが寄り添っているだけで充分に素晴らしいと感じます。

技術を習得させることだけに躍起になるのは、子どもさんの成長を無視することになるのではないか。
私にはその恐怖の方が大きいです。

バレエを噛み砕き、分解し、難易度を下げたからこそ見えてくるもの、目線を子どもさんに合わせた時に見えてくるもの。 
それこそ、大人が忘れてはならないものなのではないでしょうか。

バレエの本質、厳しさを知るタイミングは…?
そうですね……
トウシューズを履くようになる頃から、少しずつ本人が気づきます。
簡単にはできないからこそ、観る人に感動をもたらすところも確かにあります。
それを本人が納得できるよう、結論を急がずに見守ることが大人に出来ることだと私は思います。
子どもさんにとっては、やってみないとわからないことばかりですから……

しばらくたたないとわからないことを、指導者が大人の時間感覚で、焦って押し付けないこと。
それを肝に銘じながら、これからもバレエを丁寧に教える仕事をしていきたいと思います。

Ballet Arts Theatre in Shonan 
江の島スタジオ・鎌倉スタジオ
藤田 優子